「Escape Velocity」—アンサンブル紹介
みなさんこんにちは!打楽器パート3回生です🥁今回は、幕前アンサンブル1団体目の紹介をしていきます。最後まで読んでいただけますと幸いです!
アンサンブルメンバー紹介✨
まずは打楽器2回生バンボーにメンバー紹介をしてもらおうと思います。
◇グラン
5オクターブマリンバ担当。
後輩からの愛称は「しーちゃん」。頼れるパートリーダーですが今年に入ってな!ぜ!か!威厳は右肩下がり…
カピバラとツーショットをすると見分けがつかないことで有名です。
◇ミヤネ屋
4オクターブマリンバ担当。
後輩からの愛称は「やねちゃん」。初見も代奏もお任せあれ!!
出身地をバカにすると、関西空港を出禁にされることで有名です。
◇さくらん
ビブラフォン担当。
後輩からの愛称は「もりもり」。しごできスーパー副団長。
何があっても壊れない、鋼鉄の身体を持っていることで有名です。
◇ぱやりん
パーカッション担当。
後輩からの愛称は「ぱや」。自分のスネアドラムとカホンを持っています。
最近ティッシュ配りバイトからコンビニ店員にランクアップしたことで有名です。
今回のアンサンブルはこの3回生4人で演奏します!この4人のアンサンブルは、1回生時「花回廊」、2回生時「We are Confidence Man」、3回生時「unravel」を経験し、今回で4回目を迎えます。過去3回は合宿でのアンサンブル大会にとどまりましたが、最後の舞台で満を持して定期演奏会のトップバッターを務めます。楽しみですね!
どんな曲❓
アメリカの作曲家デイヴ・ホール氏によるこの曲は、「ドラムンベース」と呼ばれる変則的で疾走感のあるビートが特徴的な電子音楽に着想を得ており、曲中ではシンコペーションやエフェクト的な音色の楽器によりその雰囲気が再現されます。
また『中国の不思議な役人』などで有名なバルトークの作風にも影響を受けており、1小節ごとに目まぐるしく拍子が変わる、9/16、12/16拍子などの変拍子が多く用いられるなど、バルトークが当時ハンガリーを周遊して自らの作品に組み込んだ民謡のリズムがこの曲にも取り入れられています。これにより本来はダンスミュージックで4拍子が基本である「ドラムンベース」に変拍子の要素が加わり独特なサウンドを持つ一曲となっています。
4人の奏者は、鍵盤楽器3台とジャンベ(今回はカホンを使用)、そしてRibbon Crasher やOpera Gong、Alien Disc 等なかなか見ることのない珍しいアクセント楽器を演奏します。
かっこよさもあり、かつどこか不思議なサウンドが魅力となる面白い曲となっています。
Escape Velocity ってなんなん❓
さてここまでバカ真面目に曲紹介書いてしまいましたが、少しラフ〜に書きたいこと書いていきたいなと思います!
おそらくみなさんも気になっているであろう、題「Escape Velociy」の意味についてです。日本語訳すると「脱出速度」という意味で、多くは第二宇宙速度のことを指すそうです。ちょっと文系にはさっぱり🤷♀️なので理系のみんなに説明してもらいます☺️
(注:以下の会話には脚色が含まれる可能性が大いにあります)
第二宇宙速度とは簡単に言うとある物体が地球を周回する軌道から離れて宇宙空間に飛び出すために必要な最低速度の事です!
例えばキャッチボールを考えてみましょう。投げるスピードが速ければ速いほど物体はより遠くまで飛んでいきますよね?ではもっと速く投げるとどうなるでしょう。飛距離は10m, 1km, 1000kmと飛距離はどんどん長くなっていき、ついには地球一周分にあたる約40000kmに達します。
ということはめっちゃボールを速く投げるとボールは一度も着地する事がなく地球を一周するってわけか。
空気抵抗などを考えなければボールはずっと地球の表面を回り続けます。この時のボールの速度を第一宇宙速度と言うのです。
もっと早くボールを投げるとどうなるん?
ここは少し難しい話なのですが楕円形の軌道で地球から近づいたり遠ざかったりしながら地球の周りを回るようになります。そしてある速度を超えるとボールは地球の重力を完全に振り切り、宇宙空間へと脱出します。この時の速度が第二宇宙速度、この曲のタイトルにもなっている ”Escape Velocity”なのです。
よくわかったぜ!てんきゅー!!
とのことです。まさに阪吹から脱出(?)する私たち3回生のようですね!曲のどういった部分がこの脱出速度を表すのかは未だにつかめませんが、不思議な響きと時折爆発するように鳴るSE的な楽器たちは少し宇宙を感じるような気はしてきます。
みんなの推しポイント💫
この曲と出会ったのはみんなで定演アンサンブル曲を探していた今年の夏なのですが、ここまで4~5ヶ月この曲と向き合ってきて感じる、この曲の好きな部分についてみんなに聞いてみようかなと思います。聞くときの参考にしてみてください🙌
後半部分で4MariとVibによる三連符系のリズムと5MariとCajonによる八分系統のリズムが絡み合い、最終的に一つにまとまるフレーズがありますが、おのおののリズム感が試される難しい局面です。ぜひご注目ください。
スネアなどによる電子音楽をモチーフにした激しい場面やどこか無重力を感じさせるような鍵盤楽器による三連符のアルペジオなど、それほど長い曲ではありませんが魅力的なフレーズがたくさんあります。ぜひお楽しみください。
5Mari.が奏でる静かなメロディーにVib.がハーモニーを乗せる場面と、その後のVib.のおしゃれなメロディーが推しポイントです!マリンバ・カホンの淡々と進んでいくリズムに対し、3連符の混ざった不思議なメロディーが重なる場面です。お楽しみください!
この曲は鍵盤がメインの曲ですが、中盤にスネアドラムやバスドラムといった太鼓系の打楽器が活躍する箇所があります。打楽器アンサンブル特有の盛り上がりをお楽しみいただけると幸いです。
最後に・・・
3年間をともに過ごした4人の息ピッタリで迫力のある演奏にぜひご注目ください!
Escape Velocity が聴けるのは12/28(土)大阪大学吹奏楽団 定期演奏会 フェニーチェ堺大ホールです!
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